星とダイヤモンド

ももいろクローバーZさんの曲について語るブログ

白金の夜明け

 

なんだか最近ちょこちょこと見ていただいている....???という気配を感じ戻ってきた。(新卒1年目仕事に殺されて半分忘れてたとか言わない)

 

1人でも読んでもらえたのかと思うとやっぱ嬉しいです本当に。ももクロちゃんの曲を聴いて1人でうんうん考えてることを聞いてくれる人などいない孤独な一端のファンなもので...(悲しい)

 

それだけ仕事に忙殺されていてもももクロちゃんの曲には相変わらず元気貰えてしまうので、久しぶりにピコピコとフリック入力し始めた次第である。

 

歌詞です

 

僕の心が今
どんなに地獄でも
僕のまわりの世界は今日も
普通の一日・・・

知らん顔で笑う 見知らぬ友達
孤独と言う夢の中

僕はここだよ
手を振ってるのに・・・

なんかちょっとずつうまくいかない
ちっちゃい絶望ばかりで
ぜんぶヤメちゃえばいいって思った

でもヤメる勇気なんかない
なんとなくそれはダメな気がする
だけどしあわせそうな景色を見て
泣かない 泣けない僕が
少し拗ねてるんだ

誰もひとりなんかじゃない
ひとりになろうとするだけなんだ
冷たいベッドにもぐりこむように
夢に逃げ込むように
だけどひとりじゃない

「キミはどうだ?
ヤメてないか?
甘い言い訳を探してないか?」

目をつぶって
見た夢は
ひとりぼっちだった

あきらめすぎるとバカになるから
もう僕はなにひとつあきらめない
孤独が絶望にキスをして
MOONLIGHT・・・月をぬりつぶし
DAYBREAK・・・闇が夜明けを邪魔しても

ずっと笑顔ばかりを選んで
泣き顔見せるのを迷ってた
強い人になろうとして
弱い僕を封じ込めて
ひとりぼっちになった

夜明けに生まれかわろう
正直な自分こそがプラチナ
ワルい夢から目覚めたら
サエナイ寝ぼけ顔を
ジャブジャブジャブ洗い流そう

僕の心が今
どんなに地獄だって・・・

僕のまわりの世界は今
僕を試している
だから

笑顔ばかりを選んで
泣き顔見せるのを迷ってた
強い人になろうとして
弱い僕を封じ込めて
ひとりぼっちになった

夜明けに生まれかわろう
正直な自分こそがプラチナ
ワルい夢から目覚めたら
サエナイ寝ぼけ顔を
ジャブジャブジャブ洗い流そう

今日が・・・
来る・・・
DAYBREAK・・・

 


【ももクロMV】白金の夜明け from 4th ALBUM『白金の夜明け』 / ももいろクローバーZ(MOMOIRO CLOVER Z - HAKKIN NO YOAKE)

 

誰しも孤独に呑み込まれそうになることはある。

 

しかし、初めて孤独の闇に直面したとき、いったいどれだけの人が自分の中の孤独を抱きしめられるだろうか。

 

初めて孤独を感じるのはティーンの世代が多いだろう。

まわりの人間関係は複雑化するにもかかわらず、その精神はまだ幼く、大人と子どもの間をふらふらと漂っている。

そうした10代の子どもたちは、新しく生まれゆく自分の感情を理解できないが故に、感情そのものに蓋をして、「ふりをする」のだ。

 

先生に当てられて、答えられなかった。

チームメイトのパスを無駄にしてしまった。

友達のいじりに嫌気がさしてしまう。

 

大人には小さな出来事でも、未だそんな出来事に直面したことのない子どもにとっては大事件だ。

 

そしてその感情を恥じてひた隠しにして、「ふりをする」のである。みんな平気そうな顔をしているからだ。

 

行き場を無くした感情は大きくなり、やがて子どもを呑みこんでいく。そんな時、いったい誰が感情の渦から引っ張りあげてくれるのだろうか。

 

この曲はこうした子どもの状況を丁寧に描写しているように思える。

他でもない自分が「ふりをして」いるから、家族も友達も誰も聞こうとしない。でも心の中では誰かにこの気持ちを聞いてもらいたくて、抱きしめてもらいたくて、泣きそうで仕方がない。

 

そんな時、この曲を聴いてほしい。私もそうだった。僕もそうだった。気づいてほしい。そばにいる誰かに自分の気持ちを打ち明けるのは恥ではなく、あなたが生きるための一歩なのだと。

 

ももクロちゃんの曲には多くの人が関わっているけれども、最近の曲は、どの曲にも『子どもが聴く』ことを前提として作られているような真摯さと願いが見えてくる。

 

その思いがまるっと4人の肩にかかっているのである。

 

軽やかに歌い踊るキラキラとした4人の笑顔が、感情の渦に呑みこまれそうになっているどこかの子を引き上げてしまうことを、もう私たちは信じて疑わない。

 

白金の夜明け

白金の夜明け

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